Bird Human

その空気を吸うだけで僕は高く跳べると思っていた

To Heart ビジュアルファンブック

評価

  • イラスト
    • ☆★★:少ないが、基本大きい。ラフ画、原画、色彩設定画などよりどりみどり。
  • コメント・インタビュー
    • ☆☆★:ほぼ、すべてのCG・イラスト・版権画に高橋と水無月のコメントがついている。
  • 設定資料
    • ☆☆☆:非常に充実。キャラメイキングから、ミニゲームの開発スタッフ自らの攻略まで。

コメント

これは、すごいの一言。まず表紙をめくると、頭の上で大きな輪を作るようにして頭部に手を載せウッキッキーのポーズをする神岸あかりから、「はじまるよ〜ん」という吹き出しがでており、「このはじまるよ〜ん」は川澄綾子が書いていた(川澄の登場はここだけ)。キャラ紹介、ストーリー紹介のひとつひとつのCGに製作裏話のような対話式のコメントがあり、非常に読み応えがある。販促イラスト、キャラメイキング・初期設定などの設定資料とAQUAPLUS直伝のCGの作り方や、プードル関西が行く!(水無月徹の名前を伏せて、秋葉原メッセサンオー前で「ギャル絵描きます」という路上絵描きをやらせるというもの)という企画や、ToHeartマスターアップ後の長期休暇での高橋・水無月のハワイ旅行記などのオリジナル企画や、夏コミ・冬コミLeafのコピー本公開などLeaf内部の情報も公開している。この当時に出版されている、Kanon公式原画・設定資料集といい水夏公式ビジュアルファンブックといい、社内の様子などをイラストなどを用いて、面白おかしく紹介しようという節が感じられる。わいわいしてる感じが伝わってくる。また、編集が里見英樹がなので、あずまきよひこのまんがが当然入っている。そして、巻末には、甘露樹みつみ美里なかむらたけしなどLeaf原画陣に加え、ごとPぽよよんろっくたもりただぢ氷川へきる加えて、ドラマCDを担当している黒田洋介スタジオオルフェつながりで倉田英之(本には、神崎あかり・神岸あかりつながりとある。バトルアスリーテスが倉田・黒田脚本)が登場する、応援イラスト集まである。充実の一冊だった。


To Heart ビジュアルファンブック (Dセレクション)

To Heart ビジュアルファンブック (Dセレクション)

  • 発売日: 1999/08/01
  • メディア: 単行本